私は仕事柄、色々な所で、優秀な人と、
そうでない人の脳の違いを質問されます。

それは、世の中には周りから羨ましく
思われている優秀な人達がいるからです。

受験で楽々一流大学に入ってしまう優秀な方、
音楽や芸能・芸術等でプロとして成功してしまう優秀な方。
営業で優秀なトップセールスさん等々。

実は、

それらは全て、何をどう捉えているか？
の思考習慣の違いから差が生まれるのです。

それでは、

経営者一代で大きく成功する方と
努力しても成功できない方の違いは何か？

それもズバリ「戦略思考」と「単純思考」の違いからなるのです。

戦略思考というのは、

「何を、どの様に、いつまでに、どうして行うか？」
という、物事を上から下に流して考える思考習慣の事です。

それに対し、単純思考は、

「これをやる」という、その事柄しか考えていない、
思い付きだけの単純発想の思考習慣です。

戦略思考を持っている経営者は綿密に計画を立て、
目標も具体的で、それに対する戦術がしっかりしているのです。

例えば、目標一つとっても、

１、経常利益から見た目標。

会社を維持していくのに、いくらの儲け、
つまり経常利益がいくら必要か？
を計算し、その金額を目標とするやり方です。

２、人件費から見た目標。

社員一人当たりが、それぞれいくら
稼がなければいけないのか？
それによって会社全体でどれくらいの
利益を生むのかという、社員一人ひとりの目標設定。

３、返済に合わせた目標。

金融機関への借金と、その返済計画と連動した目標。

優秀な経営者は、それら全てを分析して
具体的に目標設定しているものです。

それ故に一度設定した目標数字に対する執念が
単純思考の方々とは違うのです。

彼らの脳は、その設定した目標戦略を実行する
手段である戦術をいつも脳が考えています。

それが「詰める能力」となって成功していくのです。

今、あなたの脳は上から下に詰めていく戦略思考ですか？

それとも戦略の無い、思い付きだけの単純思考ですか？

 

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