恐るべき脳の思い込み効果とは?
皆さんは、『プラシーボ効果』
というものをご存知でしょうか?
プラシーボ効果とは、薬理作用がないのに、
効果があると相手に思い込ませることで
実際に作用が起きる現象のことです。
例えば、お医者さんが
全く鎮痛効果の無い小麦粉を
「これは痛みにすごく効くんだよ」
と言って患者さんに飲ませると、
実際に痛みが治まるといった事が
一定の割合で起こります。
つまり、
お医者さんは患者さんに
「ウソ」を言ったわけです。
1954年には、薬理学的に効果のない薬を
鎮痛薬として与えた結果、30パーセントの人に
鎮痛効果があると認められたという報告が
なされています。
しかし、
最近、ある大学の研究で
健康な108人に偽薬を
投与したところ、そのうち
18人(16.7パーセント)に
肝機能異常が出たそうです。
つまり、
プラシーボは良い結果ばかりではなく、
使い方次第で悪い結果も起こすのです。
私たちがこの現象を上手に使う為には、
やはり脳に「良いウソ」を言う事でしょう。
そもそも、
プラシーボの語源はラテン語で
「私は喜ばせる」
という意味の言葉に由来するそうです。
まさに
「人を幸せにするウソ」ですね!
このプラシーボは、
実際に医療の現場では
よく使われています。
「これであなたの病気は良くなります」
と偽薬を出したら、容態が安定した
というケースは本当に起きているのです。
これは脳に、ポジティブな記憶や期待が
体に良い影響を与えている証拠です。
これまで私が、いろいろなところで
「良いウソをつきなさい」
とお伝えした理由がわかりました
でしょうか?
是非、あなたも周りの方が幸せになる
良いウソをついて下さいね!